プロセスワーク・コーチングGCI101受講体験談

プロセスワーク・コーチングGCI101受講体験談

GCI101は豪州のコーチ養成機関が提供する、国際コーチング連盟認定のコーチ養成講座の最初のステップです。このコラムでは、2021年に開催された第2期生の方の生の声をお届けします。2022年2月開催の第3期GCI101に関してはこのリンクをクリックしてください。

GCI101受講体験談 船橋由紀子さん

株式会社インターナル・ドライブ 代表取締役
https://yk53.jp/
英語学習コーチ、メンタルコーチ
著書:
「英会話は筋トレ。」 「超コーチング式英会話上達法」 「人生を変える「続ける」技術」

● コーチングは既に学んでいたが、さらに興味が沸いての受講

アドラー心理学をベースにしたコーチングスクールに2017年4月から通って認定を受け、アドバンスコースも受講済みでした。また、2019年にNLPマスタープラクティショナーを取得。コーチとして独立する前も2010年から英語コーチングスクール「プレゼンス」で働いていたこともあり、一定レベルのコーチング・スキルを持っている自信はありました。それでもGCI101を受講しようと思ったのは、3名の知人からそれぞれ「素晴らしいセミナーである」との強い推薦があったことと、コーチングにおける世界的フロントランナーであるロー・サンドバーグ氏から直接学べる魅力が大きかったです。

● 英語学習コーチとしてレアな存在であった自分がさらにパワーアップ

英語学習コーチというのは、主に効率良い学習方法を伝授する他、学習者がうまく勉強を継続できるようサポートする仕事です。その中で「学習がうまく続かない」という悩みを抱える学習者に対し、「学習方法を見直す」というアプローチを取ることが一般的です。一方、メンタルコーチングを学んでいる私は、学習者の内面にまで深く関わることしながらサポートできる存在だと以前から自負していました。GCI101のおかげでその部分がさらにパワーアップしたと実感しています。例えば新しい自分に変化しようとする時に現れる目に見えないカベを「エッジ」とプロセスワークで呼ぶことを学びましたが、クライアントがそこに差し掛かったことがビジュアル的なイメージで感じられるようになりました。EMERGEモデルを学んだおかげと、第2の注意力を意識するようになったからだと思います。クライアントの心の中の地形が変わり、何かがせりあがる様子を感じられるようになりました。

また、英語コーチの方を指導する場面もあるのですが、多くの方は学習方法の指導の際にSMARTゴールをロジカルな面だけで設定しようとされます。GCIで学んだのは、それに加えて氷山モデルの水面下にある信念、価値観、思いといった要素を加えることが重要だということです。メインファシリテーターのローさんによるデモを見て、それが深いレベルで腑に落ちました。

何より経験・未経験にかかわらず熱心にチャレンジする受講仲間と出会えたのも良い刺激になりました。ここ最近は、ある程度コーチングができるからこそ、チャレンジするというモードになかなかなれませんでした。最近ではより高いレベルのコーチングが出来るよう、意欲的になれています。例えば、以前はあえて頻繁にトライしなかったポジション・チェンジ(ロールスイッチ)のワークをやってみたりすると、「こんなに素敵なワークだったんだ」といった再発見もあったりしています。

● 驚くべき畏敬の念を感じるAWE体験:ローさんによるデモのクライアント役

メインファシリテーターのローさんによるデモが何度か行われ、大きな学びになりました。また、幸運なことに1度、そのクライアント役になる機会がありました。それは圧倒的なAWE体験(大いなるものの前で心打たれ感動する体験)でした。

大自然の中にいて、自分の存在を小さく感じるけど、自然や地球の一部でもある。自分が良い意味で無力。自分の肉体ではない、心のつながりを感じる。距離感や時間軸が自分の中でゆがんでいる(超越している)感覚。あと、「ワンネス」ともあの場で表現したのですが、それがプロセスワークの3つの現実レベルの最も深い部分であるエッセンスを説明する主要なキーワードだと後で知ってびっくりしました。本当にその領域に行ったなという凄い体験で、あの後放心状態でした。それがzoom上で起きたのも不思議です。

今思うとあの体験はこんな意味があると感じます。目の前のことに悩んでいる時に大事にするのはあの感覚なんだなと。あの体験を思い出すことにヒントがある。その感覚を大事にしながら物事に向き合うことに間違いない。そう思えています。

● 未経験の方にも、経験者にも推薦します

未経験の方は「いきなりこんな本格的なコーチングを学ぶのは。。。」と躊躇されるかもしれません。実際多くの未経験の方がおられましたが、皆さん生き生きと学習されていました。学習の立て付けがよく練られて設計されていることもその要因だと感じます。

自分は経験者でしたが、受講して本当に良かったと思っています。これから受講される経験者の皆さんにとっては、「自分のコーチとしての在り方を根本的に見直す」「あらためて大事なことって何だっけ?を突き付けられる」機会になると思います。

第3期GCI101(2022年2月開催)に関してはこちら

GCI101受講体験談 松井美歩さん

ブルーミア代表
元グロービス コンサルタント
コーチ・ファシリテーター

● コーチ・ファシリテーターとしての成長の壁を乗り越えるべく受講

名古屋にある「共創コーチ養成スクール」でコーチングを学び始め、CRRグローバルが認定するシステム・コーチの資格も保有していました。資格取得から数年経ち、実践も重ねる中で、コーチとしての成長の壁を感じていました。具体的に言うと、もともとファシリテーションが得意だったので、コーチングの際にもクライアントではなく私が論点整理をしたり、話の展開を導きがちなクセがありました。それを直そうとすると今度は逆に振れました。とにかくクライアントに話したいように話してもらい自然に方向付けがなされるコーチング。その二つの間で自分のスタンスが落ち着かず、これでよいのだろうかという疑問・不安があり、それをGCIは解消してくれるかもしれないというのが受講のきっかけでした。

● 講師の骨太なデモンストレーションと、実践的な知恵満載のレクチャー

デモンストレーションにおいて、クライアントの感情や感覚を呼び覚ましつつ、発散をさせずにフォーカスをしっかりおいて、深いレベルまでいざなう。そして深い所から浮上して現実レベルのアクションにつなげる。そのプロセスを実際に見せてくれた様子に感銘を受けました。また、レクチャーの中でメインテーマに少し「添える」プラスアルファのお話の、何気ないひとつひとつが知恵満載で学びになり、ご自身がコーチとして本当に様々な経験を積んでこられた様子がにじみ出ていました。

● コンフォートゾーンから出てGCI101の学びを実践。技が増え、よりパワフルにクライアントと関われるようになってきた

コーチングにおいて、話のフォーカスをそれほど定めずに自然な流れに任せるというのが受講する前の私のクセでした。その慣れたやり方(コンフォートゾーン)を出るきっかけがGCI101のグループセッションで得られました。セッションの最初の方でクライアントが本当に望んでいる状態を引き出し、そこを基軸としてセッションを展開していくことで深みが生み出される、という体験です。このやり方を実際のクライアントを前にしてやってみたのですが、ぎこちなさを自分としては感じつつも、深さが生まれるのはグループセッションの時と同じでした。今はこのスキルを意識的に自分のセッションに取り入れ、習慣化しようとしている段階です。

もう一つ取り入れているのは、講師がデモで見せてくれた「シンプルかつパワフルな問いだけを重ねてセッションを展開していく」というスキルです。このスキルは、クライアントの言葉を反復したり、要約・論点整理するクセがついていた自分には新鮮でした。これを実践することにより、クライアントが自ら思考を深め、言葉にし、それによって深い気づきが生まれるシーンが増えてきました。よりコーチングらしい、クライアントの力や行動を引き出せるセッションになってきたと思います。

● GCIコーチは「生まれ出ようとするものを支援する助産師」である

GCIコーチングの特長を私なりに表現すると、「生まれ出ようとするものを支援する助産師」という言葉がしっくりきます。私もコーチングを通じてそれがしたいのだと今回腹落ちしました。

GCI101は、コーチングを通じてクライアントの変化や目標達成を一段も二段も深いレベルからサポートする型が学べます。「深く入るから到達点が高くなる」と言いますか。深く入る(感情や感覚にアクセスする)と、そこにクライアントが本来生み出そうとしているものや大事にしたいものが眠っている。本人も気づいていなかった願いや、時には、自分を止めていた不安や恐れに気づく。一見ネガティブに思える感情に対してさえ、GCIコーチと共に取り組めば、そこにある本質に向き合うことができます。深く入るので、変化の質も違う。よって、プロセスワーク・コーチングでは、本質的変化が生まれるまでの時間が相対的に短くなると実感しています。

私には、今まで受けた教育と実践から培ってきた様々なスキルがあります。それを「クライアントが生み出そうとしているものを助産」するという方向性をもって、スキルを統合し、さらに磨いて行きたいです。

● 経験者と未経験者の両方の方にお勧めします

GCI101はコーチングを学ぶ旅路を出発したばかりの方から、かなり遠くまで歩んできている方まで様々な混成で行われました。そこには沢山のメリットがありました。まず未経験者の方にとってみるとGCIコーチングにはEMERGEモデルといった型があって入りやすい。それと共に、3人一組のグループ練習では、経験者がやるのを見てセッションのイメージを持つことができるため、初めてでも取り組みやすそうでした。また、練習に際しては「今回はこのスキルにフォーカスしましょう」と明確な指示があったので、未経験者の方のハードルを下げられたと思います。一方で、クセがない未経験者の方のコーチングを目の当たりにすることで、「守破離」のピュアな「守」の部分を初心で学び直す貴重な機会にもなりました。レクチャー・実践両方を通じて、スキルの統合・磨き直しができる点も経験者にとっては魅力的だと思います。

クライアントの変化や目標達成を一段も二段も深いレベルからサポートすることで、クライアントがより望む未来を実現するコーチングを学びたい方には、GCI101はとてもお勧めです。

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GCI101受講体験談 岩花和彦さん

株式会社ホープラット 代表
元リクルートスタッフィング 人事部長
研修講師・コーチ・コンサルタント

● PCCを取得し、エグゼクティブコーチングで企業の役員層の変革に役立ちたい

受講動機は、ずばり言うと国際コーチング連盟のPCCの取得です。研修講師として企業のリーダー・管理職層を育成する場面が多く、それは一つの正解です。一方で、自社の管理職層の弱点を指摘する役員層の在り方にも、より大きな課題が隠れていると思うことが増えてきました。上から企業を変革してゆくにはエグゼクティブコーチングが必要であり、自分にとってもそれが手ごたえのある活動になりそうです。そのためには自分がPCCを持っていることが条件だと気づきました。

PCC取得のために受けるコーチング教育として、CTI、コーチAの2大メジャー団体はもちろん、東京コーチング協会など、国際コーチング連盟のACTPパスの教育を提供しているスクールを様々調べました。GCI受講を決定したのは、マイノリティーならではの希少価値です。メジャー団体は安心感があるものの、その卒業生だからといっての希少価値はない。GCIにはプロセスワークという希少価値と、日本に入ってきて未だ2期目という希少価値がありそうでした。実際、26名の少数精鋭の皆さんと学ぶことが出来、GCIを選択したことは間違いなかったと感じています。

● 非言語での「見る」「身体感覚」のコーチングへの驚きと興味

3~4人一組でブレイクアウトルームでの実践演習をしていた時のことです。コーチ役の方がプロセスワークに詳しかったので、その要素を取り入れて私にコーチングしてくれました。こんなやり取りでした。

理想とする未来を話題にしていた時に、
コーチ:「どんな情景が浮かびますか?」
私:「映画のワンシーンのようです。」
コーチ:「どんなシーンが浮かんでいますか?」
(中略)
コーチ:「それをもっと感じるために立ち上がってみませんか」

既に具体的なシーンを見ていたことに加えて、立ち上がることでリアルな身体感覚が生まれ、自分の本質にアクセスしたセッションが深まってゆきました。言語と思考の世界に閉じた普通のコーチングではないという驚きと、これは何なんだろうという興味が沸きました。

メインファシリテーターのローさんのデモも印象的でしたが、やはりこれも「言語ではない世界」にクライアントをいざなっていたと思います。特にYさんがクライアント役の際には立ち上がって皆に背中を向けての非言語での深まりが主体だったため、それに不慣れな自分には何が起きているのか最初はわかりませんでした。しかし、コーチングの最後の劇的な瞬間を目の当たりにしたり、Yさん本人の感想を聞くと、すごいコーチングが起きていたのだと理解することが出来ました。

さっそく自分のコーチングにも取り入れてみました。具体的には、ストレングスファインダーを主なテーマとしたセッションの最後のほうに、「未来にどうなりたいか、体を使ってそれを表現してみませんか?」と提案したところ、左右の手を上にあげてくれました。ご本人いわく「手をあげた瞬間に何かが下りてきた」「道が見えた」だそうです。

● エッジの存在をリアルに体験

同じブレイクアウトルームのセッションでもう一つ印象的だったことがあります。慣れ親しんだものと、現れ出ようとするものの間にある見えないカベをエッジと呼び、GCI101での主要学習要素です。私自身が気づいていなかったのですが、自分がエッジに差し掛かると、無意識に手を鼻の近くにもってゆく癖があるようだと、コーチ役の方に指摘してもらい、なるほどと納得しました。それ以降の様々な「自己開示をしづらい場面」で、自分がその振る舞いをしていることに気づくようになり、「あ、今俺ってエッジに向き合ってるんだ」とそのサインを自覚できる場面も増えました。

● 「最初の3分間」はフラクタル構造。プロセスワークコーチングと西田幾多郎の類似性

自分は哲学的なことにも興味があり、プロセスワークコーチングはその意味でも自分に合っていると感じています。例えば「部分=全体」であるフラクタル構造というものがあるのですが、「最初の3分間」にコーチングの全体が入っているというのは、深い所で同じ話だと思いました。意図することと、意図しないことを両立させるのは、西田幾多郎の哲学、「包みつつ包まれる」「背反するものが同時に行われる」によく似たものを感じました。この先GCI102(レベル2)、GCI103(レベル3)と、学びが深まってゆくのが楽しみです。

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GCI101受講体験談 中村真紀さん

株式会社まんま 代表取締役
元ウォールマートジャパンホールディングス執行役員SVP

このたび、GCI101というプロセスワーク×コーチングのコースを修了いたしました。以前より、興味のあった、プロセスワークの考え方を取り入れた、コーチングの基礎を学ぶオンラインコースです。「GCIコーチ養成集中講座」は、個人の内面のみならず集団の内面(組織文化)、個人の行動のみならず集団の戦略・行動環境も重視する統合的なコーチングメソッドを用いた本格的なエグゼクティブ・コーチ養成講座です。この講座を受けたのは、今後、個人クライアントのために、その方の課題解決をサポートする個人セッションをやっていくことを、仕事のメインのひとつにしたいとの思いが出てきたからです。

様々な出来事があり試行錯誤の中、一方で道は自然に拓けてくる、見えてくるという根拠のない確信もどこかでありました。そして、その根拠のない確信と、直感に従って拓けてきた道のひとつが、自分を含む、人間というものの探求、そして、多様な価値観やバッググラウンドを持つ人間同士がどうやったら、理解しあい、つながりあい、より豊かな人生を歩むことができるのか、というテーマへの探求心と、好奇心です。そんな中、個人セッションへのお問合せも自分が思っていたより多くいただき、実際に個人セッションも行わせていただく中で、個人セッションという形も、私が貢献できる形のひとつなのではないか、という想いが日に日に強くなってきています。

そして、そのような道を歩むならば、少しでも引き出しを増やしたいという中で、受講したのが、今回のGC101になりました。受講生は26名。本当に多様なバッググラウンドの「濃い(注:私ではなく事務局の描写です)」仲間と、ともに学ぶことができ、多くの気づきと学びがありました。

中でも、その人の中に答えがある、というコーチングでは基本の考えを、自分の肌感覚・身体感覚に落とせたこと。そして、その人が発しているすべて(言葉だけでなく)、エネルギーに注意を向けることで、どれだけ豊かな情報が得られるのかという気づきと体験。その人がいきたい世界は既に立ち現れはじめているという考え方と、それを阻んでいる「エッジ」という概念と取り組み方、現実を3つのレベル(合意的現実レベル、ドリーミングレベル、エッセンスレベル)で捉えること。そして、起きていることには、すべて意味があるいという考え方。

どれもこれも、私には、とても面白く、もとから本当は、知っていたことを教えてもらったような感覚も得ながら、世界を今までより、もっと面白く、好奇心を持って眺める習慣ができました。

今後取り組む個人セッションについてはGCI101で学んだことを活かして、第1の注意力第2の注意力に集中し、相手の中に立ち現れているものに意識を集中して、相手の方の潜在力を解放するようなセッションをしていけるようになりたいな、と思っています。まだまだ旅の途中ですが、学んだことをお供に、旅を楽しんでいきたいと思っています。

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