組織開発を
企画・推進する

組織開発を学んでも、実際の組織に働きかける段階で「どう進めればよいのか」「思うように進まない」という壁に直面することは少なくありません。私たちは、そうした難所を共に見立て、越えていく伴走型の支援を行います。

組織のビジョンや戦略に整合した変革デザインを共に描き、定期的な対話で参謀役として視点を提供。実践の場では専門的な手本を示しつつ、段階的に社内へと移管していきます。結果として、実践的な組織開発力が根づき、組織が自走できる状態を実現します。

組織開発を成功に導くには、人事や一部の担当者だけで設計するのではなく、早い段階から経営層と現場を巻き込み、変わろうとする機運を育てることが不可欠です。

私たちはキーパーソンへのインタビューやサーベイ分析を丁寧に扱い、そのフィードバックをもとに対話型の組織診断ワークショップを設計・実施します。自ら診断し処方を立てたことは人は必ず実践する──その原則に基づき、参加者が主体的に変革へ踏み出す最初の一歩を共に作ります。

組織開発の大きな難所の一つが、経営陣とのコミュニケーションと合意形成です。経営者の意図が企画担当者に正しく伝わらなかったり、企画チームと経営層の想いがずれてしまったりすることは珍しくありません。

私たちは第三者として両者の「通訳」を担い、経営陣の真の意図を引き出すと同時に、企画担当者の懸念や視点を明確にしながら両者を調整します。そのプロセスは、単なるすり合わせにとどまらず、経営層にとっても重要な情報提供の機会となり、変革の方向性を共有し合意形成を加速させる鍵となります。

組織開発の取り組みでは、外部ファシリテーターと社内ファシリテーターの両方が欠かせません。初期や難易度の高い局面では外部が力を発揮しますが、変革を浸透・定着させるためには、最終的に社内ファシリテーターが中心となることが重要です。

私たちは、担当者が理論を理解するだけでなく、組織を見立てる力や動かす勘所、実践知を磨けるよう支援します。プロジェクト伴走の中での学びと、公開型の組織開発コーチ講座での体系的トレーニングを両輪とし、組織内に持続的なファシリテーション力を育みます。