プロセスワークを活用した組織開発とコーチング ~バランスト・グロース・コンサルティング

組織の心理構造分析入門(3)〜組織文化診断を紐解く2016年9月17日

※外部イベント申込サイト「Peatix」に遷移します

概要

「組織文化診断を紐解く」

本セミナーでは、これまで組織と個人の深層心理を扱う「プロセスワーク」を実際の身近な組織内の関係性に当てはめながら、心理構造の見立て方を学んできました。

今回のセミナーでは、組織の深層心理である「組織文化」を診断する有名なツールであるホフステード式組織文化診断の多次元モデル(全部で8次元のうちの6次元)を使って、組織文化を読み解く体験をします。プロセスワークでは「極」や「対」という呼び方をしますが、ホフステードの組織文化の次元はまさに、組織文化を読み解くための「極」「対」のセットといえます。
8D.png さて、このような組織文化を紐解くことはなぜ重要なのでしょうか。
例えば、同業にあるA会社とB会社が合併したとします。同じ業界であっても戦略や組織文化、社風は違うものですが、合併し組織統合したのであれば、統一した戦略を設定するのが普通で、恐らく合理的に決まるでしょう。しかし戦略を実行していくうえで、異なる組織文化はお互いの関係性に徐々に大きな影響を与えていきます。しかも文化は相対的なものなので、明文化された理念、価値観ベースでは見えてこない差が気になってきます。「あの人達は**過ぎる」「どうしていつも***なのか」。その不満が現場で葛藤を生み、コミュニケーション不全が起きる。その結果、建設的対立を伴う真の協力関係が損なわれていき、戦略実行の質が大幅に低下していく。そうした組織文化が戦略実行の質に及ぼす可能性を事前に予測し、手をうっておくことはリーダーの重要な仕事だと思います。
本セミナーでは、ホフステードの多次元モデルにプロセスワークを応用した演習を通じて、組織文化が戦略実行に与える影響について体感的に学んで行きたいと思います。
セミナーは3回シリーズとなっておりますが、1回単位でのご参加も可能です。

Sche2.png

第3回アジェンダ

  • ○プロセスワークの基本(講義)
  • ○主な組織文化診断モデル紹介
  • ○ホフステードの6次元モデルを使った組織文化の見立て演習

※アジェンダの内容は目的に応じ、適宜変更になる場合もあります。

講師:

松田 栄一

バランストグロース、代表パートナー。システムコーチング、AI(Appreciative Inquiry)、ワールドカフェ、アクションラーニング(質問会議)を始めとする様々な対話手法とMBAに代表される左脳的アプローチを統合して様々な企業に対して組織開発コンサルティングやリーダーシップ開発を実施している。米プロセスワーク研究所の元CEOスティーブン博士の10年前の来日以来、親交を深めるとともに、プロセスワークの企業組織への応用に関して多くの経験を持つ

松村 憲

バランストグロース、フェロー。日本プロセスワークセンター理事。
個人と集団の様々な問題(葛藤)に対して、プロセスワーク理論の側面からコーチング、ファシリテーションを行なう。ヨガやマインドフルネス瞑想を実践し、クリパルヨガ公認教師でもある。バランスト・グロースでは組織開発コンサルティングをプロセスワーク理論の側面からサポートしている。共訳書に、「プロセスマインド〜プロセスワークのホリスティック&多次元的アプローチ」(A.ミンデル著2012年春秋社)がある。

開催日時

2016年10月20日(木)13:30-17:00(受付13:15~)

参加費10,000円(税抜)

ご注意事項

  • ※定員10名(先着順)
  • ※プログラム内容は予告なく一部変更になる場合ございます。

※外部イベント申込サイト「Peatix」に遷移します